icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻5号

2000年05月発行

今月の臨床 ハイリスク分娩の管理指針

胎盤・臍帯・羊水異常例の分娩管理

1.低置胎盤分娩時の出血管理

著者: 森巍1

所属機関: 1愛媛県立中央病院産婦人科

ページ範囲:P.674 - P.677

文献概要

低置胎盤とは
 低置胎盤は胎盤が子宮下部に付着するが,胎盤下縁は内子宮口に達しないものと定義される1).しかし胎盤がどの程度下方に位置していれば低置胎盤であるかについての用語上の明確な定義はない.
 Oppenheimerら(1991年)2)は,経腟超音波検査により胎盤下縁と内子宮口の距離が2cm以下の症例では8例中7例が帝王切開になったので,2cm以下の症例を低置胎盤low-lying placentaとして前置胎盤,正常位胎盤から区別することを提唱した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら