文献詳細
今月の臨床 子宮頸癌—最近のトピック
治療のトピック
3.手術 1)卵巣機能温存手術—適応と限界
著者: 皆川幸久1 紀川純三2 寺川直樹2
所属機関: 1鳥取県立中央病院産婦人科 2鳥取大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.782 - P.784
文献概要
quality of lifeに対する社会的要求が強い現状にあっては,治療の個別化に際して,これらの機能温存を考慮することが重要である.卵巣機能温存手術として,円錐切除術,子宮全摘術における卵巣温存,および卵巣摘出後のエストロゲン補充療法(HRT)が挙げられる.本稿では,子宮頸癌手術における卵巣機能温存手術の適応と限界について概説する.
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