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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻6号

2000年06月発行

今月の臨床 子宮頸癌—最近のトピック

治療のトピック

4.化学療法 2)選択的動注化学療法

著者: 小野瀬亮1 加藤久盛1 中山裕樹1

所属機関: 1神奈川県立がんセンター婦人科

ページ範囲:P.796 - P.799

文献概要

 選択的動注化学療法(以下,動注化学療法と略する)は全身への薬剤分布を少なくすることにより全身的副作用の軽減を図り,また抗癌剤を直接注入することにより癌病巣中の薬剤濃度を上昇させ治療効果を上げる方法として,以前よりさまざまな固形癌の治療の一方法として用いられている1-5).子宮頸癌においても,病巣が内腸骨動脈および子宮動脈からおもな血流分布を受けるというその解剖学的特徴から,動注化学療法を用いた治療報告は数多い6-10).筆者は1989年より子宮頸癌治療に動注化学療法を導入しその予後改善を図ってきた.以下,その成績を中心に動注化学療法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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