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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻7号

2000年07月発行

今月の臨床 避妊法—問題点とその対策

避妊法の問題点と対策

3.バリア法の問題点と対策

著者: 北村邦夫1

所属機関: 1(社)日本家族計画協会クリニック

ページ範囲:P.920 - P.925

文献概要

はじめに
 わが国で使用されている避妊法の中では,男性用コンドーム,女性用コンドーム,殺精子剤,ペッサリーなどがバリア法(遮断法)に分類されている.
 しかし,殺精子剤のうちゼリータイプについては既にわが国での発売は中止されている.需要不足から製造を断念せざるを得なかったというのが発売中止に至った理由だとうかがっている.ペッサリーも1995年以降入手困難な状態が続いていたが,1998年7月から販売を再開した.従来からペッサリーと殺精子剤ゼリーとの併用が推奨されていたことを考えると,現状ではペッサリーの避妊効果に幾ばくかの不安を残すことになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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