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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻8号

2000年08月発行

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩

無痛分娩の実際—私はこうしている

2.バランス麻酔—鎮痛剤,麻薬,笑気麻酔

著者: 小倉久男1

所属機関: 1東邦大学医学部第2産婦人科

ページ範囲:P.1016 - P.1018

文献概要

はじめに
 無痛分娩を希望して来院する妊婦は,痛みに対する域値が高く,また分娩に対する恐怖感が強い人が多い.このような妊婦に対して無痛分娩を行う際には,麻酔方法およびその副作用,効果に対する十分な説明と同意が必要であり,特に分娩経過および痛みに対する基本的な知識を母親学級に参加させるだけではなく,個人的にも説明し,分娩に対する不安や恐怖を積極的に取り払い,薬剤による効果をより高めることが重要である.
 最近は妊産婦の高齢化に伴い合併症の増加や軟産道強靱に対する産道の軟化など,以前にみられなかったことに対する管理が必要となってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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