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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻8号

2000年08月発行

原著

不妊外来患者の抗核抗体スクリーニングの検討

著者: 横田佳昌1 横田美賀子1 白取祐子1 石川恭子1 佐藤節子1 槙田まさみ1 浅田照美1 荒木康久2

所属機関: 1横田産婦人科 2高度生殖医療技術研究所

ページ範囲:P.1052 - P.1055

文献概要

 不妊外来患者の内,ART適応患者を除外した521名の患者の抗核抗体をスクリーニングし検討した結果,抗体価160倍以上の陽性は118名で22.6%(118/521)存在した.続発性不妊症と原発性不妊症の間には差がなかった.
 抗体価320倍以上で妊娠率に差が生じていたが,160倍までは妊娠に影響しているとは思われなかった.640倍以上の抗体保有者の妊娠率を高めるには,プレドニゾロンによる治療が有効と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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