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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科54巻9号

2000年09月発行

文献概要

今月の臨床 思春期外来—診療上の留意点 思春期の異常とその対応

5.乳房の異常

著者: 弥生恵司1

所属機関: 1市立貝塚病院外科

ページ範囲:P.1109 - P.1111

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思春期における内分泌環境
 正常女子は,思春期に入ると下垂体からの性腺刺激ホルモン(gonadotropin),特に,卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が亢進する.FSHは,それまで静止状態にあった卵巣を刺激し,卵胞の発育をうながし,卵胞ホルモン(estrogen)の分泌が増加する.少し遅れて,下垂体から黄体化ホルモン(LH)が分泌され,両ホルモンの協調作用により排卵がおこり初潮をみ,黄体ホルモン(proges—terone)が産生されるようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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