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文献概要
今月の臨床 性感染症—胎児から癌まで 性感染症の最新の治療法
1.クラミジア感染症
著者: 野口昌良1
所属機関: 1愛知医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.62 - P.63
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クラミジア・トラコマティス感染症が女性の妊孕性を損うことは,今や疑う人がない事実である.
しかしながらこの感染症は致命的な疾患ではない.しかも初感染時から長く無症状のことが多い.したがって治療を受けるきっかけがつかみにくい.とりわけ開放的なセックスライフの渦中にある若年女性が産婦人科医を訪れることは多くが未経験であり,足は遠のきがちである.このことが感染の発見と治療の着手が遅れる大きな理由である.
クラミジア・トラコマティス感染症が女性の妊孕性を損うことは,今や疑う人がない事実である.
しかしながらこの感染症は致命的な疾患ではない.しかも初感染時から長く無症状のことが多い.したがって治療を受けるきっかけがつかみにくい.とりわけ開放的なセックスライフの渦中にある若年女性が産婦人科医を訪れることは多くが未経験であり,足は遠のきがちである.このことが感染の発見と治療の着手が遅れる大きな理由である.
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