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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻1号

2001年01月発行

文献概要

連載 Estrogen Series・47

更年期後のホルモン補充療法と乳癌との関係—エストロゲン単剤とエストロゲン+プロゲスチン組み合わせとの比較 その2

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.90 - P.91

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 前回に続いて,今回もホルモン補充療法と乳癌との関連に関する最近の発表をご紹介したい.これまた前回と同様,エストロゲン単剤(unopposedestrogen)と,エストロゲンとプロゲスチンとを組み合わせたもの(combination HRT)とを,その乳癌発生との関連から調べたものである.
 エストロゲン単剤によるHRT(ここではEと略す)は1960年代から1980年代初期に全米で急速に普及したが,1975年にEと子宮内膜癌との関連を示す論文がつぎつぎと発表されて,エストロゲン単剤の使用は急速に減少した1,2),それに代わってエストロゲンとプロゲスチンを併用する方法が普及した.このEとPを組み合わせた方法の導入により,HRTに伴う子宮内膜癌発生の問題は解消してしまった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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