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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻11号

2001年11月発行

今月の臨床 周産期救急と周産母子センター

新生児の異常と搬送

2.搬送すべき新生児の徴候とタイミング

著者: 竹内敏雄1

所属機関: 1昭和大学医学部小児科

ページ範囲:P.1234 - P.1236

文献概要

はじめに
 近年,母体搬送の増加や妊産婦の大病院指向に伴い,新生児搬送の件数は減少傾向にあると思われる.しかし,病的状態にて搬送される新生児の重症度は以前にも増して高く感じられる.東京都衛生局の調査でも院外出生で新生児搬送された児の数は年々減少傾向にあるが,新生児搬送された児に長期入院が必要な重症例が多いことが報告されている1).新生児搬送の適応は,搬送元の診療施設の能力や地域の周産期医療システムなどにより異なるが,本稿では一般産婦人科医院より地域の高次医療施設への搬送について,症状別にその見極めやタイミングを中心に概説する2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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