icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻12号

2001年12月発行

今月の臨床 子宮内膜症治療のストラテジー

総論

3.治療に必要な病因・病態の理解

著者: 石丸忠之1

所属機関: 1長崎大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1308 - P.1312

文献概要

はじめに
 子宮内膜症は子宮内膜およびその類似組織が子宮腔以外の場所(主として骨盤腔)に存在する病態である.この異所性子宮内膜組織の存在によりmacrophage(Mφ)やcytokineが誘導され,その結果,種々の症状が惹起され,患者を悩ませる.その主な症状としては疼痛(月経痛,性交痛,非月経時の腰下腹部痛)と不妊が挙げられる.そこで本稿では,骨盤子宮内膜症の治療の対象として疼痛と不妊を取り上げ,各々の発症原因(病因)について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら