icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻12号

2001年12月発行

今月の臨床 子宮内膜症治療のストラテジー

各論

3.不妊治療と子宮内膜症

著者: 太田博孝1 田中俊誠1

所属機関: 1秋田大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1321 - P.1323

文献概要

はじめに
 子宮内膜症の不妊原因は単一ではない.本症の不妊原因としては,癒着などによる物理的障害から,排卵・受精から卵の発育,着床障害に至るまでの機序が考えられている.最近の医療技術の進歩により,子宮内膜症の各障害を回避することで本症の妊娠率を他因子不妊例の治療成績にまで改善させることが可能となってきた.後方視的にみてみると,本症の治療成績を左右する主な問題点として,癒着による卵の捕捉障害,卵子や受精卵の質低下および着床障害の3因子があげられる.本稿では上記3因子に注目し,その治療戦略について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら