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今月の臨床 妊娠中毒症—新しい視点から 管理と治療
2.妊婦の栄養管理と中毒食
著者: 江口勝人1
所属機関: 1岡山市立市民病院産婦人科
ページ範囲:P.148 - P.151
文献購入ページに移動はじめに
妊娠中毒症の発症病態は多岐にわたっており,多数の要因が複雑に絡み合って症状が発現する極めてユニークな疾患であり,その意味では古くしてまた新しい疾患であると言える.発症病態は複雑であるが,他の疾患と異なり,薬物療法の効果には自ずから限界があり,本症治療の基本は薬物療法ではなく,あくまで安静と栄養管理であることは論をまたない.従来から,妊娠中毒症に対する食事療法の3大原則は減塩,低カロリー,高蛋白とされてきたが,最近これに異論を唱える報告もある.本稿では,妊娠中毒症栄養管理の最近の動向について述べることとする.
妊娠中毒症の発症病態は多岐にわたっており,多数の要因が複雑に絡み合って症状が発現する極めてユニークな疾患であり,その意味では古くしてまた新しい疾患であると言える.発症病態は複雑であるが,他の疾患と異なり,薬物療法の効果には自ずから限界があり,本症治療の基本は薬物療法ではなく,あくまで安静と栄養管理であることは論をまたない.従来から,妊娠中毒症に対する食事療法の3大原則は減塩,低カロリー,高蛋白とされてきたが,最近これに異論を唱える報告もある.本稿では,妊娠中毒症栄養管理の最近の動向について述べることとする.
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