文献詳細
今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報
疾患別の手技・適応と限界
3.卵巣腫瘍—臨機応変な対応から
著者: 伊熊健一郎1 山田幸生1 牛越賢治郎1 森龍雄1 呉佳恵1 子安保喜1
所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科
ページ範囲:P.238 - P.243
文献概要
卵巣嚢腫に対する腹腔鏡下手術で大切な点は,開腹手術に近い手術内容を如何に再現するかにあると考える.そのためには,症例の選択は当然必要であるが,手技・手法の習熟,術式や器具の改良・開発,さらには創意・工夫も忘れてはならない.
本稿では,われわれが改良を加えて確立させた卵巣嚢腫に対する体外法に対するバルーンの応用,finger assistの導入といったことについても触れたい.
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