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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻3号

2001年03月発行

今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報

疾患別の手技・適応と限界

6.子宮脱・膀胱脱・尿失禁

著者: 松元隆1 西睦正2 伊藤昌春1

所属機関: 1愛媛大学医学部産科婦人科 2松山市民病院産婦人科

ページ範囲:P.254 - P.256

文献概要

はじめに
 筆者に与えられたテーマは表題の通りであるが,通常膀胱脱と子宮脱は合併してみられ,膀胱脱が高度の症例において排尿障害・尿失禁などの泌尿器症状が出現する.また,中高齢者の子宮脱の手術は腟式子宮全摘術および前腟壁・後腟壁会陰形成術やマンチェスター手術をはじめとする腟式手術で十分な効果が得られ,尿失禁に対する手術も各種尿道吊り上げ術が確立されており、腹腔鏡下手術は第一選択にはならない.そこで,本稿では,挙児希望を有する若年者の子宮脱に対する腹腔鏡下手術について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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