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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻3号

2001年03月発行

今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報

合併症と対応策

2.術後合併症

著者: 塩田充1 星合昊1

所属機関: 1近畿大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.282 - P.284

文献概要

はじめに
 腹腔鏡下手術の普及は急速に進んでおり当科でも例外ではない.1999年までの当科における子宮筋腫,子宮腺筋症に対する術式の変化をみると,腟式単純子宮全摘術(vaginal hysterectomy:以下,VH)の件数に変化はないものの,腹式単純子宮全摘術(total abdominal hysterectomy:以下,TAH)の件数は22%まで減少し,腹腔鏡下腟式子宮全摘術(laparoscopically assisted vaginalhysterectomy:以下,LAVH)の件数は激増している(表1).LAVHは従来から行われてきたVHやTAHとは異なり,腹腔鏡下手術特有の合併症をもたらす可能性がある.そこで本稿では,当科において経験したLAVHの術後合併症を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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