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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻4号

2001年04月発行

今月の臨床 婦人科医のための乳癌検診

その他の診断法

1.乳管造影の適応とコツ

著者: 藤光律子1 岡崎正敏1

所属機関: 1福岡大学病院放射線科

ページ範囲:P.470 - P.474

文献概要

はじめに
 通常,乳癌の主訴としては乳房腫瘤の触知が最も多く知られている.しかし,乳癌はもともと末梢乳管のterminal duct lobular unit(以下,TDLU)から発生するものが最も多く,早期のものは触知することが不可能である.ただし,唯一の症状として乳頭分泌があり,乳癌の約10%程度にみられる1).したがって,このような症例には,分泌を呈する乳管そのものを造影する乳管造影は非常に威力を発揮するものである.今回,この乳管造影の手技および適応と乳癌の乳管造影所見について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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