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今月の臨床 婦人科医のための乳癌検診 その他の診断法
3.CT,MRIの有用性
著者: 増田裕1 関恒明1
所属機関: 1杏林大学医学部放射線科
ページ範囲:P.482 - P.492
文献購入ページに移動はじめに
産婦人科の日常診療において,乳腺は子宮や卵巣と同様に密接で重要な臓器の1つであり,近年においては乳腺疾患のより詳細な知識が婦人科医に不可欠と認識されてきている.乳癌を含めた乳腺疾患では視診や触診などの理学的所見とマンモグラフィ(以下,MMG),超音波検査(以下,US),CT,MRIなどの画像診断,さらに細胞診やcore needle biopsyなどの病理学的診断を総合し確定診断が行われているが,本稿ではそのうちの画像診断のなかでCTとMRIの有用性につき簡潔に述べたいと思う.
産婦人科の日常診療において,乳腺は子宮や卵巣と同様に密接で重要な臓器の1つであり,近年においては乳腺疾患のより詳細な知識が婦人科医に不可欠と認識されてきている.乳癌を含めた乳腺疾患では視診や触診などの理学的所見とマンモグラフィ(以下,MMG),超音波検査(以下,US),CT,MRIなどの画像診断,さらに細胞診やcore needle biopsyなどの病理学的診断を総合し確定診断が行われているが,本稿ではそのうちの画像診断のなかでCTとMRIの有用性につき簡潔に述べたいと思う.
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