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今月の臨床 一歩先行く超音波胎児検診 妊娠初期
3.初期からわかる異常
著者: 夫律子1
所属機関: 1医療法人財団大樹会総合病院回生病院産婦人科
ページ範囲:P.568 - P.576
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経腔超音波が一般産科臨床に取り入れられ,妊娠初期からの子宮内構造が詳細にわかるようになったため妊娠初期異常が多く報告されるようになってきた1,2).胎芽の心拍が確認される5週後半から胎児の形態が徐々に明らかになっていくが,心拍確認の前から観察される卵黄嚢や7週ごろから見えてくる羊膜を確認することも重要である.本稿では妊娠初期における異常形態について症例を供覧しながら解説する.
経腔超音波が一般産科臨床に取り入れられ,妊娠初期からの子宮内構造が詳細にわかるようになったため妊娠初期異常が多く報告されるようになってきた1,2).胎芽の心拍が確認される5週後半から胎児の形態が徐々に明らかになっていくが,心拍確認の前から観察される卵黄嚢や7週ごろから見えてくる羊膜を確認することも重要である.本稿では妊娠初期における異常形態について症例を供覧しながら解説する.
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