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文献概要
連載 婦人科腫瘍切除標本の取り扱い方・3
子宮頸癌切除標本の取り扱い方
著者: 大野正文1
所属機関: 1香川医科大学産科婦人科
ページ範囲:P.640 - P.643
文献購入ページに移動迅速組織診断のための検体の提出法
迅速組織診断の意義は,生検・手術材料で良・悪性の診断,断端浸潤や転移の有無など,短時間に判定され,直ちに適正な処理が施される点で重要である.
迅速組織診断は凍結標本によって判定されている.近年,凍結標本の薄い切片が作成できるようになったことで,迅速組織診断はかなり容易になった.しかし,迅速組織診断標本はパラフィン包埋標本に比較すると,染色などの条件が悪く,診断には限界があることを念頭において依頼すべきである.
迅速組織診断の意義は,生検・手術材料で良・悪性の診断,断端浸潤や転移の有無など,短時間に判定され,直ちに適正な処理が施される点で重要である.
迅速組織診断は凍結標本によって判定されている.近年,凍結標本の薄い切片が作成できるようになったことで,迅速組織診断はかなり容易になった.しかし,迅速組織診断標本はパラフィン包埋標本に比較すると,染色などの条件が悪く,診断には限界があることを念頭において依頼すべきである.
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