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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻6号

2001年06月発行

文献概要

今月の臨床 Obstetrics is a bloody business 分娩時出血への対応

3.圧迫止血と子宮収縮剤の使い方

著者: 草薙康城1 伊藤昌春1

所属機関: 1愛媛大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.671 - P.673

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 分娩時異常出血は500ml以上と定義され,全分娩の約20%に発症するため遭遇する機会も多い.後産期異常出血の約75%は子宮収縮不良が原因であり,産科医は日頃よりその発生を念頭におく必要がある.子宮収縮不良による産後出血の多くは,迅速な子宮収縮剤の投与と圧迫止血により制御可能であり,本稿では正常分娩時ならびに弛緩出血時における子宮収縮剤の使用方法,および弛緩出血時における圧迫止血法につき概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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