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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻6号

2001年06月発行

今月の臨床 Obstetrics is a bloody business

分娩時出血の診断・治療のポイント

3.産道損傷 ①子宮破裂

著者: 高木耕一郎1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院産婦人科

ページ範囲:P.696 - P.698

文献概要

はじめに
 子宮破裂は分娩時に出血多量によるショックを来す疾患の中で最も重篤なものの一つである.近年わが国においても欧米諸国と同様帝王切開分娩が増加する中で,既往帝切例の経腟分娩(vaginal birth after previous cesarean delivery:VBAC)が見直されている一方,他国での比較では子宮破裂による妊産婦死亡は少ないとはいえない.本稿ではわが国における子宮破裂の実態を日本産婦人科学会関東地方部会での報告例の観察から検討し,その診断,管理の要点を見直してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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