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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻7号

2001年07月発行

今月の臨床 排卵誘発の問題点—新しい工夫と対策

IVF-ET

4.Poor responderの対策

著者: 中川浩次1 山野修司1 青野敏博2

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科 2徳島大学

ページ範囲:P.820 - P.823

文献概要

はじめに
 GnRH agonist(GnRH-a)はARTになくてはならない存在であるが,近年GnRH-aが卵巣でのステロイドホルモン産生を抑制するとの報告1)がなされ,GnRH-aによる卵巣への直接作用もpoor responderの一要因であると考えられるようになってきた.さらに,poor responderでは,ARTの臨床成績は不良であると一般的に考えられているが,近年,その常識を破る報告が出され2,3),poor responderの概念や評価が根本から揺らぎ始めている.
 そこで本稿では,poor responderにおける体外受精・胚移植の成績を再検討し,さらにその治療について文献的考察を加え解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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