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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻8号

2001年08月発行

今月の臨床 遺伝子医療—現況と将来

生殖医療における遺伝子診断

3.着床に関する遺伝子診断

著者: 高井教行1 宮川勇生1

所属機関: 1大分医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.900 - P.902

文献概要

はじめに
 着床とは胞胚が子宮内膜上皮に接着(adhe—sion)することに始まり,トロホブラストが増殖(growth),分化(differentiation)し,子宮内膜間質に侵入(insasion)する一連の過程をいう.子宮内膜は胚を受け入れ可能な状態へ分化し,月経周期19〜22日の期間のみに,胚に向けた子宮内膜の窓(implantation window)が開いており,それ以前でもそれ以降でも着床できない.この時期に,胚,子宮内膜,そして周囲の免疫細胞などで多くの遺伝子が発現し,巧妙な調節が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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