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今月の臨床 遺伝子医療—現況と将来 悪性腫瘍の遺伝子診断,遺伝子治療
6.癌遺伝子治療の将来
著者: 加藤秀則1 近藤晴彦1 和氣徳夫1
所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所附属病院生殖内分泌婦人科
ページ範囲:P.934 - P.936
文献購入ページに移動米国を中心に遺伝子治療臨床研究が始まり,約10年が経過している.日本でも1995年の北海道大学におけるアデノシンデアミナーゼ欠損症の遺伝子治療を皮切りに,癌に対する遺伝子治療臨床研究が東京大学,岡山大学などで始まった.これにともなって克服すべき問題も浮かび上がってきている.本稿では癌遺伝子治療についての問題点を概説し,さらに婦人科癌における将来展望を述べたい.
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