文献詳細
文献概要
今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から 診断の要点
3.部位別の特徴 5)腹腔妊娠
著者: 矢野樹理1
所属機関: 1北野病院産婦人科
ページ範囲:P.1008 - P.1010
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腹腔妊娠(abdominal pregnancy)は,受精卵が腹腔内腹膜や諸臓器の表面に着床して発育したもので,受精卵が腹膜面に直接着床発育する原発性と,卵管や卵巣などの着床面から2次的に腹膜面に到達し発育する続発性の2種類があり,そのほとんどが続発性である.しかしまれではあるが原発性腹腔妊娠も存在する.Studifford1)によるその診断基準を表1に示す.
腹腔妊娠(abdominal pregnancy)は,受精卵が腹腔内腹膜や諸臓器の表面に着床して発育したもので,受精卵が腹膜面に直接着床発育する原発性と,卵管や卵巣などの着床面から2次的に腹膜面に到達し発育する続発性の2種類があり,そのほとんどが続発性である.しかしまれではあるが原発性腹腔妊娠も存在する.Studifford1)によるその診断基準を表1に示す.
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