icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻9号

2001年09月発行

文献概要

今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から 診断の要点

3.部位別の特徴 5)腹腔妊娠

著者: 矢野樹理1

所属機関: 1北野病院産婦人科

ページ範囲:P.1008 - P.1010

文献購入ページに移動
定義と成因
 腹腔妊娠(abdominal pregnancy)は,受精卵が腹腔内腹膜や諸臓器の表面に着床して発育したもので,受精卵が腹膜面に直接着床発育する原発性と,卵管や卵巣などの着床面から2次的に腹膜面に到達し発育する続発性の2種類があり,そのほとんどが続発性である.しかしまれではあるが原発性腹腔妊娠も存在する.Studifford1)によるその診断基準を表1に示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?