文献詳細
今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から
診断の要点
3.部位別の特徴 7)Persistent ectopic pregnancy
著者: 藤下晃1 浜崎哲史1 石丸忠之1
所属機関: 1長崎大学医学部附属病院産婦人科
ページ範囲:P.1014 - P.1018
文献概要
子宮外妊娠に対して,妊孕性温存を目的とした保存手術が試みられるようになり,術後合併症としての外妊存続症persistent ectopic pregnancy(以下,persistent EPと略す)や反復外妊例などが問題となってきている1).
子宮外妊娠に対する部位別診断の特徴に関しては,他の著者の内容を参照していただくこととし,本稿では自験例を中心とし,persistent EPの定義,術式ならびに部位別特徴,リスク因子,診断基準および治療方法などに関して概説する.
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