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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科55巻9号

2001年09月発行

今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から

治療の工夫

1.腹腔鏡下手術 1)適応と限界

著者: 伊熊健一郎1 山田幸生1 牛越賢治郎1 森龍雄1 呉佳恵1 子安保喜1

所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科

ページ範囲:P.1020 - P.1025

文献概要

 子宮外妊娠は,従来より産婦人科疾患の中では代表的な疾患の1つである,診断に関しては現在では簡便な尿中hCG測定法や経腟的超音波検査法により比較的容易になったものの,確定診断には苦慮することもあり,腹腔鏡による診断法が有用となる場合もある.
 治療としては腹腔鏡下手術が主流となってきたが,未破裂の状態,腹腔内出血が少ない状態,極めて出血が多い状態などによって緊急度は若干異なる.また卵管の膨大部,峡部,間質部,卵巣内など発症部位の違いによって手術の難度も異なる.他には,未婚,未産,経産といった患者背景によっても卵管や卵巣の温存か摘出の手術内容が異なることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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