文献詳細
今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から
治療の工夫
文献概要
はじめに
Methotrexate(MTX)が初めて外妊の治療に用いられ1)て以来,その後約10年間に多くの追試が行われ有用性が実証された.すなわち腹腔鏡下保存手術とMTX全身投与との間に治療成績の差がないことが示された2).緊急性を要する症例に対する腹腔鏡下手術の必要性は論を俟たないが,無症状あるいは軽度の自覚症状を有するのみの例では,MTXを治療の第1選択とすることが可能である.
Methotrexate(MTX)が初めて外妊の治療に用いられ1)て以来,その後約10年間に多くの追試が行われ有用性が実証された.すなわち腹腔鏡下保存手術とMTX全身投与との間に治療成績の差がないことが示された2).緊急性を要する症例に対する腹腔鏡下手術の必要性は論を俟たないが,無症状あるいは軽度の自覚症状を有するのみの例では,MTXを治療の第1選択とすることが可能である.
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