icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻1号

2002年01月発行

文献概要

連載 Debate・13

骨盤位の外回転術の是非

著者: 竹田善治1 長阪恒樹2 坂井昌人1 中山摂子1 中林正雄1 岡井崇3

所属機関: 1総合母子保健センター愛育病院産婦人科 2武蔵野赤十字病院産婦人科 3昭和大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.82 - P.91

文献購入ページに移動
是 骨盤位に対する外回転術は有用な手技である.
●理由
 骨盤位経膣分娩は頭位分娩に比し,周産期死亡率が高く,児の障害も多いことは明らかな事実である.したがって骨盤位例は帝王切開率も高いのが一般的である.このような実状から,骨盤位分娩そのものを減らす努力はこれらの状況を改善するために有効と考えられる.その方法のひとつとして胎位矯正術である骨盤位外回転術(externalcephalic version:以下,ECV)は効果的な手技である.従来広く行われてきたECVが近年になってあまり行われなくなった理由として以下のことが挙げられよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?