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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻1号

2002年01月発行

臨床経験

高カルシウム血症を伴った卵巣明細胞癌の3症例の臨床的検討

著者: 朝野晃1 丹野治郎1 明城光三1 和田裕一1 鈴木博義2

所属機関: 1国立仙台病院産婦人科 2国立仙台病院臨床検査科病理

ページ範囲:P.92 - P.95

文献概要

 術前検査で高カルシウム血症を認めた卵巣明細胞癌の3症例の臨床的検討を行った.症例は55,54,60歳で,臨床進行期はそれぞれlc,lllc,lllc期であった.2例は術前に血中PTHrP(parathyroid hormone-related protein)を測定し,高値を認めた.1例は高カルシウム血症による精神症状が初発症状であった.3症例全例に手術療法・術後化学療法を行ったがともに予後不良で,初診後12か月以内に死亡した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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