icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻11号

2002年11月発行

連載 OBSTETRIC NEWS

緊急帝王切開:何分で遂娩できるか?—南オーストラリアの研究

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.1394 - P.1395

文献概要

 スコットランドの研究で,分娩中の緊急帝王切開(帝切)決定から分娩までの所要時間の中央値は40分(対象:スコットランドの分娩の9.8%)と報告されている(Scottish Programme for ClinicalEffectiveness in Reproductive Health, 1995).
 南オーストラリアの10施設で,緊急帝切464例が30分以内に分娩できたか否かを検討した.緊急帝切の適応は心配な胎児心拍数パターン,臍帯下垂または臍帯脱出,頭皮血pH異常,分娩前多量出血,器械的分娩の不成功で,比較的緊急帝王切開の適応は分娩進行停止,CPDの疑いであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら