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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻12号

2002年12月発行

文献概要

今月の臨床 分娩の多様化とリスク管理 分娩様式とリスク管理

3.夫立会い,家族立会い分娩

著者: 秋葉和敬1

所属機関: 1秋葉産婦人科小児科病院

ページ範囲:P.1432 - P.1433

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はじめに
 近年のいわゆる夫立会い分娩は,約25年前頃にわが国でもラマーズ法が導入されたのに伴い,次第に普及してきた.
 日本古来の出産の歴史では,「男子は産室に入るべからず」といった考え方が支配的であり,男性であり,医学に素人である夫が分娩室に入って出産に立ち会うということになると,民族性に根ざしている違和感,医療業務に対する妨げ,異常事態が生じたときの対応の難しさなど,さまざまな心配があるため,その受け入れにためらいをもつ病院,産院もかなり多くみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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