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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻12号

2002年12月発行

Standard Protocol Meeting

排卵誘発法の新たなる展開—ゴナドトロピン低用量長期漸増投与法の期待と可能性

著者: 苛原稔1

所属機関: 1徳島大学医学部発生発達医学講座女性医学分野

ページ範囲:P.1465 - P.1471

文献概要

 2002年7月18日,ウェスティンホテル東京において苛原稔教授(徳島大学医学部発生発達医学講座女性医学分野)の司会のもとで「排卵誘発法の新たなる展開—ゴナドトロピン低用量長期漸増投与法の期待と可能性」と題してBruno Lunenfeld教授による講演が行われ,日本の不妊症治療の第一線でご活躍中の先生方を交えたディスカッションが行われた.Lunenfeld教授は,1960年にヒト閉経期ゴナドトロピンによる排卵誘発法を開発したゴナドトロピン療法の生みの親で,視床下部—下垂体系機能障害による排卵障害の治療に大きく貢献した不妊症治療における世界的権威である.同教授は,不妊症治療の現状と問題点を明らかにしたうえで,欧米においてすでに確立されているゴナドトロピン療法のスタンダードプロトコールを紹介し,排卵誘発治療に対する期待と可能性について述べた.ここではその講演要旨をまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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