文献詳細
連載 OBSTETRIC NEWS
Nonreassuring胎児心拍数パターンに対する対応—米国産婦人科学会の勧告の遵守率
著者: 武久徹1
所属機関: 1武久産婦人科医院
ページ範囲:P.1474 - P.1475
文献概要
Hendrixら(ジョージア医科大学)は,このACOGの勧告がどの程度遵守されているかを検討した.ACOGの勧告が出されたあとの1995年7月31日から1997年6月30日の研究期間中に,持続するnonreassuring FHRパターンのための帝切は3.6%(134例/3,671分娩)であった.細変動または一過性頻脈が確認できればreassuring FHRパターンとみなし,帝切を行わない方針とした.必要症例には,頸管開大が3cm以上の時点で子宮内圧測定用カテーテルを挿入し人工羊水注入法を行った.また,必要症例では頭皮血採取を行い,pHを測定した.
掲載誌情報