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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻2号

2002年02月発行

今月の臨床 産婦人科と糖尿病—基礎知識と実地臨床

妊娠と耐糖能異常

4.耐糖能異常のスクリーニング

著者: 堀大蔵12 濱田悌二12

所属機関: 1久留米大学総合周産期母子医療センター 2社会保険久留米第一病院

ページ範囲:P.142 - P.145

文献概要

はじめに
 妊娠糖尿病は早期に発見し,厳格な管理による血糖正常化により,新生児合併症や母体の糖尿病合併症を防止することできる.その早期発見にはスクリーニングが必要であり,日本産婦人科学会は食後血糖測定を推奨している1).しかし,そのスクリーニング法は国際的にも確立されたものはなく,食後血糖や50gGCT(glucose challengetest)などを各医療施設で独自に行っており,その施行時期,カットオフ値などについても確立されたものはない.現在,三重大学を中心に20施設の共同研究でわが国における妊娠糖尿病のスクリーニング法の確立を目指しており,近い将来発表されるものと思われる.本稿では,われわれの施設で行ってきたスクリーニング法について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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