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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻3号

2002年03月発行

今月の臨床 子宮筋腫—最近の話題

子宮筋腫の治療

1.治療方針の立て方

著者: 三橋直樹1

所属機関: 1順天堂伊豆長岡病院産婦人科

ページ範囲:P.240 - P.243

文献概要

はじめに
 子宮筋腫はごく稀な例を別にすれば,基本的には良性の疾患であり,しかも閉経の時期を過ぎれば自然に縮小していくことが期待できるため,筋腫があってもそれを治療するかどうか,また治療するとしてもどのような方法で治療するかなど,選択の幅は大きい.純粋に医学的な問題としても,例えばこれから妊娠の希望のある子宮筋腫の患者に筋腫を核出しておくべきか,そのままで妊娠を許可するかなどは判断に苦しむ場合が多い.さらに患者の持つ合併症などの他の身体的な状況や,また社会的な状況なども考慮する必要があるため,最終的にどのような方針で治療するかについては一例ごとによく考えることが要求される.おそらくその治療方針は医師ごとに多少異なると思われるが,ここでは筆者の個人的な考えを述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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