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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻3号

2002年03月発行

今月の臨床 子宮筋腫—最近の話題

子宮筋腫の治療

3.漢方療法

著者: 太田博孝1 田中俊誠1

所属機関: 1秋田大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.250 - P.252

文献概要

はじめに
 子宮筋腫は,成熟期女性に高頻度に認められ,その有病率は約20%にも達するといわれる.子宮筋腫の主な問題点としては,腫瘍の増大による圧迫症状,子宮筋腫の存在による過度の子宮収縮と痛み,粘膜下子宮筋腫にみられる過多月経や不妊,腫大筋腫による分娩障害や変性ならびに感染などがある.腫瘍による圧迫症状としては,下腹痛,腰痛,膀胱圧迫による頻尿,残尿感,尿閉や尿漏などがある.このような病状のうち,漢方療法は月経痛や過多月経の改善ならびに腫瘍径の縮小などの効果を有している.本稿では,これらの点について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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