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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻3号

2002年03月発行

今月の臨床 子宮筋腫—最近の話題

子宮筋腫の治療

7.子宮動脈塞栓術(UAE)による子宮筋腫の治療

著者: 中村幸雄1 安藤索1 葉梨秀樹1

所属機関: 1杏林大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.264 - P.267

文献概要

 骨盤内血管造影下に選択的な両側子宮動脈への塞栓を行う子宮動脈塞栓術(uterine arteryembolization:UAE)は,当初,婦人科悪性腫瘍の出血に対する止血目的にて行われていた.1995年,Ravinaら1)が子宮筋腫に子宮動脈塞栓術を行いその有効性を報告して以来,開腹手術を行うことなしに,筋腫を縮小することが可能な治療法として世界的に行われるようになった,しかしながら,その適応や塞栓物質の種類,長期予後などに関しては未だ統一見解は得られておらず検討を要する.また日本においては保険適用がなく,施行可能な施設も限られているのが実情である.
 ここでは子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術の適応,方法ならびに当科における塞栓術の成績に関して概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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