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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻4号

2002年04月発行

今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて

I 婦人科手術 2.腟式手術

2.子宮頸部円錐切除術

著者: 佐藤重美1

所属機関: 1弘前大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.366 - P.369

文献概要

はじめに
 子宮頸部の円錐切除術は子宮頸部上皮内病変(CIN),初期頸癌の確定診断および子宮温存手術として行われる.その方法には従来からのコールドメス1,2)を用いる方法とレーザー(CO2,Nd:YAG)3,4)やループ型電極(loop electrosurgical excisional procedure:LEEP)5,6)などを用いる方法がある.これらの方法には表1に示したようにそれぞれ長所,短所があるが,最近ではレーザーやLEEPで行われるほうが多くなっている.しかしながら,円錐切除術による合併症はそのすべてがコールドメスによるものに含まれ,また,その手術手技にも左右される.表2に筆者が行っているコールドメスによる円錐切除術の方法を要約して示した.本稿では,コールドメスによる円錐切除術の合併症について述べ,その他の方法については補足的に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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