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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻4号

2002年04月発行

今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて

I 婦人科手術 2.腟式手術

5.卵管鏡下手術

著者: 末岡浩1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.381 - P.385

文献概要

はじめに
 卵管鏡下卵管形成(falloposcopic tuboplasty:FT)システムの開発によって,卵管鏡を卵管内全域に挿入することが可能となり,卵管内腔の観察に加えて卵管通過障害の治療を同時に行うことができるようになった.それによって卵管機能の評価と治療に新たな指針が加わった.操作技術の習得が必要だが,高い卵管通過性回復成績を導き,体外受精と並列して位置付けられる低侵襲かつ有用性の高い治療法である.
 この技術開発によって,従来,あきらめかけてきた卵管機能の評価と治療に体外受精に代わる新たなトライアルの道を開いた.この機器によってもたらされたメリットは大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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