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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻4号

2002年04月発行

文献概要

今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて I 婦人科手術 3.腹腔鏡下手術

1.腹腔鏡操作の注意点—合併症と偶発症などから

著者: 伊熊健一郎1 山田幸生1 牛越賢治郎1 呉佳恵1 山本尚子1 坂口健一郎1 小野利夫1 子安保喜1

所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科

ページ範囲:P.392 - P.399

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はじめに
 腹腔鏡下手術は,今や良性の婦人科疾患に対する標準術式になりつつある.その大きな理由は,従来法である開腹手術に比べて患者側には多くの利点のある手術方法だからと言えよう.しかしその一方では,従来法では起こり得なかった内容の合併症や偶発症に遭遇することも確かである1〜5).その危険性は,トロッカー挿入に始まり,鉗子や器具の操作においても,手術を終えた後においても,いろいろな工程でさまざまな形で待ち構えているのである.
 それでは,どのような事例が実際にあり,そのような事態を回避する方法にはどんなものがあるのだろうか.もしも,そのような場面に遭遇した場合には,どのように対処すればよいのだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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