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今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて II 産科の手術・処置 1.妊娠中の手術・処置
1.子宮内容除去術・清掃術
著者: 竹村秀雄1
所属機関: 1小阪産病院
ページ範囲:P.429 - P.435
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妊娠初期の人工妊娠中絶や流産に対する治療のために行われる子宮内容除去術・清掃術(dilatation and curettage:以下,D&Cと略)は,産婦人科医にとって日常しばしば行われるものであり,通常短時間で終わることもあって,ともすれば安易に行われやすい.また患者側にとっても,日帰り手術,あるいは一泊程度の入院で済むため気軽に考えられがちである.それだけに,たまたま合併症が生じた場合にはトラブルになることも少なからず経験される.ここでは術中と術後に分けて,起こりうる合併症,チェックポイントと予防に必要な処置,合併症に対する処置,さらに精神的苦痛への配慮などについて述べてみたい.
妊娠初期の人工妊娠中絶や流産に対する治療のために行われる子宮内容除去術・清掃術(dilatation and curettage:以下,D&Cと略)は,産婦人科医にとって日常しばしば行われるものであり,通常短時間で終わることもあって,ともすれば安易に行われやすい.また患者側にとっても,日帰り手術,あるいは一泊程度の入院で済むため気軽に考えられがちである.それだけに,たまたま合併症が生じた場合にはトラブルになることも少なからず経験される.ここでは術中と術後に分けて,起こりうる合併症,チェックポイントと予防に必要な処置,合併症に対する処置,さらに精神的苦痛への配慮などについて述べてみたい.
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