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今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて II 産科の手術・処置 1.妊娠中の手術・処置
5.妊娠中の婦人科手術
著者: 高橋晃1
所属機関: 1倉敷中央病院産婦人科
ページ範囲:P.448 - P.451
文献購入ページに移動はじめに
妊娠中に婦人科手術を行う場合の問題点は,婦人科疾患の十分な治療と妊娠の安全な継続の両者を考えなければならないことである.妊娠の継続という観点からは,妊娠中の婦人科手術による母体侵襲は,程度の差はあれ常にリスクを伴うものであることを念頭に入れておく必要がある.
本稿では妊娠中に行われる子宮筋腫核出術,卵巣腫瘍摘出術の,妊娠の継続という観点から見た合併症について述べる.なお,妊娠の継続を断念して行う場合や帝王切開術時に行う場合については本稿では触れないこととする.
妊娠中に婦人科手術を行う場合の問題点は,婦人科疾患の十分な治療と妊娠の安全な継続の両者を考えなければならないことである.妊娠の継続という観点からは,妊娠中の婦人科手術による母体侵襲は,程度の差はあれ常にリスクを伴うものであることを念頭に入れておく必要がある.
本稿では妊娠中に行われる子宮筋腫核出術,卵巣腫瘍摘出術の,妊娠の継続という観点から見た合併症について述べる.なお,妊娠の継続を断念して行う場合や帝王切開術時に行う場合については本稿では触れないこととする.
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