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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻4号

2002年04月発行

今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて

II 産科の手術・処置 2.分娩のための手術・処置

1.帝王切開術

著者: 千石一雄1 石川睦男1

所属機関: 1旭川医科大学産婦人科

ページ範囲:P.465 - P.469

文献概要

はじめに
 帝王切開術は比較的安全に行われることが可能である手術といえる.しかし,帝王切開は妊娠という生理学的に特殊な状態であること,緊急性が要求されることが多く,妊娠中毒症,前期破水などの産科的合併症を有し,しかも,母体および胎児両者に対する考慮が必用とされるなど,一般の開腹手術と大きく異なる点が多い.したがって,術中,術後の合併症に関しても特殊性を理解し,その病態および予防,処置法に精通することが重要である.本稿では帝王切開術時で起こりうる合併症の管理に関し,術中,術後に分けて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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