文献詳細
文献概要
今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて II 産科の手術・処置 2.分娩のための手術・処置
3.吸引遂娩術
著者: 古川雄一1
所属機関: 1静岡赤十字病院産婦人科
ページ範囲:P.474 - P.479
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吸引遂娩術は,鉗子遂娩術,帝王切開術と並び急速遂娩が必要な時に合理的に選択されるべきもので,母児の安全が第一である.現在の吸引遂娩術を確立したのは,1954年,Malmstromと言われている1).その目的は分娩第II期の短縮であり,適応として次のものがあげられる.
(1)分娩第II期における分娩停止または遷延
吸引遂娩術は,鉗子遂娩術,帝王切開術と並び急速遂娩が必要な時に合理的に選択されるべきもので,母児の安全が第一である.現在の吸引遂娩術を確立したのは,1954年,Malmstromと言われている1).その目的は分娩第II期の短縮であり,適応として次のものがあげられる.
(1)分娩第II期における分娩停止または遷延
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