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文献概要
今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて IV 合併症への対応
7.術後感染症
著者: 保田仁介1
所属機関: 1松下記念病院産婦人科
ページ範囲:P.562 - P.564
文献購入ページに移動はじめに
術後感染症はこの20年間で著明に減少したが,いったん発症すると難治となることも多く,また患者の早期回復などQOLの障害になることからその対策は重要である.
感染症対策としては,感染予防としての抗菌薬の投与と術中の皮膚ドレープの使用や開創鉤や鉗子類などによって圧迫を受ける腹壁の保護といった処置,術後処置としてのドレナージといった対策があるが,ここでは抗菌薬の予防投与と感染症の治療について述べる.
術後感染症はこの20年間で著明に減少したが,いったん発症すると難治となることも多く,また患者の早期回復などQOLの障害になることからその対策は重要である.
感染症対策としては,感染予防としての抗菌薬の投与と術中の皮膚ドレープの使用や開創鉤や鉗子類などによって圧迫を受ける腹壁の保護といった処置,術後処置としてのドレナージといった対策があるが,ここでは抗菌薬の予防投与と感染症の治療について述べる.
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