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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻5号

2002年05月発行

文献概要

今月の臨床 ここまでわかる産婦人科のMRI MRI診断の実際

5.卵巣の良性腫瘍と類腫瘍性病変

著者: 真鍋知子1 杉村和朗1

所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科放射線医学

ページ範囲:P.648 - P.651

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はじめに
 卵巣には極めて多種類の腫瘍が生じる.また,類腫瘍性病変も多岐にわたっている.病理学的には良性,中間群,悪性の3種類に,肉眼的には嚢胞性と充実性に分類される.また類腫瘍性病変は嚢胞性病変として漿液性,粘液性あるいは出血を含むものがある.一方,黄体に関連した病変,間質過形成といった病変がある.
 MRIは嚢胞性,充実性の鑑別,液の性状の判定,嚢胞内の充実性部分を描出するうえで,有用な画像診断法である.短い誌面でこれらの疾患を網羅することはできないので,MRIで特徴的な所見を呈する疾患を取り上げ解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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