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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻5号

2002年05月発行

連載 OBSTETRIC NEWS

産科の“jargon”

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.690 - P.691

文献概要

 予防が可能な脳性麻痺児は,産科および分娩管理水準にも影響されるが.脳性麻痺児全体の8〜20%と推測され,米国では脳性麻痺の医療訴訟例の75%は裁判の前に示談が成立しているそうである.この事実は,分娩が直接原因でない脳性麻痺児の場合でも,産科医の責任として処理されている例があることを示唆している.特に,医療記録が不正確な用語で記載されると,産科医は不必要に不利な立場に立たされることになり,医療記録を記載するあらゆる医療従事者は,記載に際し細心の注意を払うことが必要である.
 Depp(トーマスジェファソン大学)は,最近の講義のなかで,定義の曖昧な言葉は診療記録に記載しないことが賢明であると述べている.それらの幾つかを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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