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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻6号

2002年06月発行

今月の臨床 多胎妊娠管理—レベルアップのために

日本における多胎妊娠の動向

著者: 青野敏博1 村山眞治1 田村貴央1

所属機関: 1金井産婦人科不妊内分泌センター

ページ範囲:P.708 - P.711

文献概要

はじめに
 自然排卵による多胎出産率はHellinの式によると89n−1回に1回(nは胎児数)で表される.わが国ではこれよりやや低頻度で,双胎はおよそ150妊娠に1回,品胎は22,500回に1回とされている.
 しかし1960年代の後半には排卵誘発剤が導入され,また1980年代後半から体外受精—胚移植を中心とする生殖補助医療の普及により,多胎妊娠,特に3胎以上の多胎妊娠が急激に増加し,周産期医療に対して大きな負担をかけている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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